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名曲千夜一夜物語-14~"The Stuff Is Here"-Cleo Brown-1935

執筆者の写真: jazzdrumclubjazzdrumclub

更新日:2020年5月9日


Cleo Brown - Vocal,piano








"Cleo Brown"はMississippi生まれですが10歳の時にChicagoに移っています。

Boogie- Woogieピアノの名手として知られています。


彼女の作品は詩がウイットに富んでいて、エンターテインメントとしての完成度が

高いです。当時自宅でダンス・パーティーをするのが盛んで、

Boogie- Woogieピアノは絶好のアイテムでした。

この”The Stuff Is Here”はそういうパーティーの情景を描写した

ワクワク感に溢れたダンスミュージックなのです。

聴いてお分かりのように”Boogie- Woogie”は”Rock'nRollへの架け橋です。

Blues→Rag-Time→Boogie-Woogieとテンポが速くなっていき、

"4分音符を3分割"にする~ダンスはSwing~という認識を

"4分音符を2分割”にして踊るんだ!と変えた大きな変化がここにあります。


米国歌手"Georgia White"の

パフォーマンスです。

Georgia White - vocal Richard M. Jones - piano Ikey Robinson - guitar John Lindsay - bass

recorded at New York 1937


"Georgia White"は米国の歌手で1930s~50年代にかけて活躍しました。


"Cleo Brown"はvaudevilleやclubで活躍していましたが、信仰心が強く、

俗悪で猥褻な環境や歌を歌うことを 恥じるようになり、ステージをおりて

1959年に看護師になりました。

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