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執筆者の写真jazzdrumclub

名曲千夜一夜物語-95~"Loud loud loud~The four Horsemen"-Aphrodite's Child-1972



The Beatlesの"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"1967年にでてから5年後の1972年、全曲"Vangelis Papathanassiou"が作曲している"Aphrodite's Child"の傑作です。

1曲だけではなく全曲通して聴いて評価したいアルバムです。

"Vangelis:Keyboards","Demis Roussos:Vo,Bass","Loukas Sideras:Drums"

"Anargyros Koulouris"がギリシャで1967年結成。その後フランスで2枚アルバムを

発表します。この2枚ではポップな曲が多いのですが、3枚目で最後のこのアルバムでは

"Sgt. Pepper's~"とThe Whoの"Tommy~1969年"を足したような演劇的な音空間が

広がっています。

この作品はキリスト教の『ヨハネの黙示録』をテーマとしており、"黙示録"はキリスト教の中で色々とその解釈に意見が分かれているテーマですが、

その微妙なテーマに果敢に取り組んだ、音絵巻ともいえる作品になっています。

このアルバムを発表してほどなく解散。各メンバーはそれぞれの活動を始めました。

ドラムの"Loukas"はこの『666』でJazz-rock的な演奏を見せていましたし、センスのいいプレイを聴かせていますが、ポップス業界での活動を増やし、プロデューサー職に

移行します。

"Demis"もポップスの分野でヒット曲を重ねていきます。

そしてこの作品で作曲を担当した"Vangelis"は作曲家・シンセサイザー奏者として

アート的作品を世にだしていくようになるのです。


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