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執筆者の写真jazzdrumclub

名曲千夜一夜物語-106~"Quartet #1"-Chick Corea-1981



Chick Corea - Piano

Michael Brecker - Tenor saxophone

Eddie Gómez - Double Bass

Steve Gadd - drums

70年代をクロージングするように

"Corea"が放ったアルバム

"Three Quartets"

"Steve Gadd"のドラムがswingしてないからJazzじゃない!と当時かなり非難されました。それを言うならば、60年代後半からのエレクトリック化でのリズムのアプローチはすべてJazzじゃないことになります。そもそもJazzの重要な構成要因はインタープレイです。このアルバムでは4名が芸術的なSwing Jazz以降の文化を取り入れたContemporary Jazzのインタープレイを堪能させてくれます。

Milesが”In A Silent Way”で提示した可能性をBop Jazzに寄せてアプローチした作品。

最高です。

"Michael Brecker"は圧倒的な演奏技術をどう今に活かすかを示してくれたSax奏者です。スポーツと同じで楽器演奏の技術は進化します。また社会の文化的状況も変わりますが、人間の情感は変わりません。音楽でどのように表現するかは時間の流れの中で変化してくるものです。

この強力なテクニックをもって兄の"Randy Brecker"とぞくぞくする音楽を私たちに届けてくれました。それはこのようなインタープレイのJazzではありません。

次は"The Brecker Brothers"です。


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