"Chicago Transit Authority"収録
Terry Kath – guitar, vocals
Robert Lamm – keyboards, vocals
Peter Cetera – bass, vocals
Walter Parazaider – saxophone,
Lee Loughnane – trumpet, claves
James Pankow – trombone,
Danny Seraphine – drums, percussion
"Chicago"の記念すべきデビューアルバムにして2枚組。
Billboard17位,UK9位、どちらもアルバム部門でいきなりの好成績です。
この頃はキーボードの"Robert Lamm"の作曲が多く、この曲も"Lamm"の作曲です。
"fusing brass and jazz with a soulful rock and roll"が彼らのセールスコピーでした。
2枚組でのデビューという冒険にレコード会社も印税率をさげることで渋々了承したものの、発表したら即座に結果がでて大喜びしたとのことです。
プロデューサーは"James William Guercio"で彼は当時"Blood, Sweat & Tears"で
グラミー賞を取ったばかりの敏腕プロデューサーでした。
彼は元々西海岸で作曲をするセッションミュージシャンで"Frank Zappa"に曲を提供もしています-1966年。その後レコード会社とプロデューサー契約をしたのです。
制作力のかなり高いプロデューサーなので、そういう意味ではThe Beatlesと
George Martinのような関係だったのかもしれません。
Jazzの分野ではSwing big band Jazzは完熟期にはいり、Modal Jazzが盛んになっていた60年代後半。つまり音楽理論としては確立されていた管弦楽の手法を
どのようにsoul&rockと組み合わせ~fusion~るのか。
"Chicagoが答えをだしたのがこの曲なのです。
bassに"Peter Cetera"と名前がありますが、彼は
"素直になれなくて~Hard To Say I'm Sorry~1982年"を"David Foster"と制作して
ヒットさせています。
"Chicago"といえばこちらのイメージをお持ちの方も多いでしょう。

しかし"Chicago"の素晴らしい実績はまず、この時代にあるのです。
"Beginnings"
"Questions 67 and 68"
など、名曲がはいっています。