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執筆者の写真jazzdrumclub

名曲千夜一夜物語-187~"Matinee Idol"-yellow jacket-1981



『yellow jacket』はスズメバチを意味します。

ギターの"Robben Ford"のアルバム制作がきっかけで誕生したバンドです。

このアルバムの参加メンバーは以下のとおりです。

Bass -- Jimmy Haslip

Drums -- Ricky Lawson

Guitar -- Robben Ford

Keyboards -- Russell Ferrante

Percussion -- Lenny Castro, Paulinho Da Costa

Tenor Saxophone, Baritone Saxophone -- Kim Hutchcroft

Tenor Saxophone, Flute -- Gary Herbig, Larry Williams

Trombone -- Bill Reichenbach

Trumpet, Flugelhorn -- Jerry Hey

"Modern-Jazz"の流れの中でRockの8beatを取り入れた"Jazz-rock"を演奏するJazz界の

演奏家、またはJazzの即興性とMode-Jazzのハーモニー感を取り入れたRock界の演奏家は60年代初頭からでてきました。

さらにモータウンなどのsoulやpops界のメロディーといわゆる

"Ⅱ-Ⅴモーション~ドミナントモーション"と称される和声進行から生まれた

キャッチーで覚えやすい楽曲の構造を取り入れたのが”Fusion”と呼ばれるようになったのです。

このようにメロディーがキャッチーで構成もポップスのようなわかりやすさがある

Jazz-fusion分野のアーティストは70年代中ごろから多く出てきました。

『yellow jacket』はそのひとつです。

この頃になるとJazz界、Blues界、rock界とフィールドを越えて盛んにアーティストの

交流は活発になっていました。

"Robben Ford"はbluesを背景にしたミュージシャンであり、"Ricky Lawson"は

"Michael Jackson"のツアーに同行するドラマーであり、"Russell Ferrante"は

”Joni Mitchell”のサポートをしてもいました。

70年代にはいり、ポップスのフィールドでJazzやbluesをしっかり

バックグラウンドにするミュージシャンが必要とされるようになってきたのです。

音楽的には似た構造ではありましたが、楽器主体の音楽はFusionと呼ばれ、その知識と技術を取り入れたポップスは"adult contemporary","Adult Oriented Rock"と呼ばれ

認知されるようになります。


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