アルバム"Cosmic messenger"収録
Jean-Luc Ponty 16枚目のソロ作。
"Jean-Luc Ponty"はフランス人ヴァイオリニスト。アルバムデビューは1964年と古く、当初はJazz曲を演奏していました。69年にキーボーディストの"George Duke"と
"The Jean-Luc Ponty Experience with the George Duke Trio"を発表する頃から
Jazz-rockよりになっていきますが、彼の作曲と演奏が説得力をもって感じられるのは
"Aurora"-1976年,からです。
"Progressive Rock"のアーティストと交流が深く、このアルバムでもこの曲のような
強いパッセージの曲が多いわけではなく、New Age,Progressive寄りの曲も
しっかりあります。
"YES"の"Jon Anderson"との
ユニットのライブ演奏です。
この曲を導入部で使っています。
ヴァイオリンもエレキギターと同じソリッドボディー(ボディーが空洞ではなく1枚板になっている)のエレクトリックバイオリンを開発し、弦数も5弦、6弦と多弦の楽器のものも使用しています。弓も糸のテンションが調整できるものを使用しています。
"Ponty"はフランスの音楽学院を出て著名なオーケストラのヴァイオリニストとなりますが、一方でジャズも演奏し、昼間から夜まではオーケストラで、夜は午前2時までジャズクラブで演奏するというハードな日々を若き頃は送っていたようです。
1967年に"The Modern Jazz Quartet"のピアニスト"John Lewis"に声を掛けられ、
"Monterey Jazz Festival"に出演し高い評価を得ました。それがきっかけでJazzの方に大きく舵をきったようです。