アルバム"Elegant Gypsy"収録
Billboard Top Jazz Albums-5位
"Al Di Meola"と"Paco de Lucía"のDuo。
"Al Di Meola"は1971年にBerklee音楽大学に進学して3年後にChick Corea率いる
"Return to Forever"のメンバーとして抜擢されます。1976年頃"Return to Forever"が活動を中止するとすぐに彼は自分のソロアルバムの制作を始めます。
"Elegant Gypsy"はソロとして2作目。スパニッシュや地中海系の音楽性が彼のスタイルとして固まった作品と言えます。
このようなアコースティックな曲もあれば壮大なバンドサウンドの曲もありますが、
その傾向の曲はこの次のアルバム"Splendido Hotel"で高い完成度を示します。
ギターと言う楽器はテクニック~早弾き~がクローズアップされることが多いのですが
"Al"はその代表格といえます。でも技術だけが優れているわけではなく、
作曲力が高いのは、このアルバムでも、そして次のアルバムではっきり証明されます。
"Al Di Meola"
"Paco De Lucia",
"John McLaughlin" ,
の3人による演奏。
"Paco De Lucia"はスペイン出身で17歳からフラメンコの分野で活動をし20歳でアルバムデビューしていますが、その知名度はスペイン内にとどまっていました。この曲に参加したことで、彼の世界は広がった、と言えます。
"John McLaughlin"は英国人で1969年ドラムのTony Williamsのユニットに参加、その後
"Miles Davis"に高く評価され、"Bitches Brew"では彼名義の曲まで収録されています。
その後自己のリーダーユニット"Mahavishnu Orchestra"で活動します。