アルバム"Rhythm Nation"収録
written and produced by
Janet Jackson, Jimmy Jam and Terry Lewis.
"Control"に次ぐ4枚目のアルバム"Rhythm Nation"は名曲揃いの名盤です。
"Jam & Lewis"作品の最高傑作と呼んでよいでしょう。
"Jam & Lewis"はデジタルリズムマシンを音楽制作の中心に添えた先駆者です。
人間のリズム隊が創り出すグルーブの心地よさがR&B,Funk,Soulの中心に大切にずっとあり続けたのですが、Roland TR808が1980年に発売され、自分のイメージにそったリズムがプログラムできるようになりました。
彼らはこれを取り入れて、人間の感情を歓喜させるビート創りを探求しました。彼らが世に出るきっかけになった"Prince"もこれらのマシンを上手く活かす達人ですが、
デジタルリズムマシンを組み合わせることによってダンスミュージックの音世界を創ったのは"Jam & Lewis"の実績と言えるでしょう。
1989年のショーでのパフォーマンスです。
今では顔に貼り付けるマイクが開発されていますが、当時はまだなく、ショーのパフォーマンスとして”Lip sync”で演じています。
"Rhythm Nation"は社会性のある問題を掘り下げるテーマをもって制作されたアルバムです。そういうのはセールスに結びつかないから、とレコード会社は説得したようですが、"Janet"は断行したと言われています。
ジャクソンファミリーが金儲け志向になり家族が崩れていったことも彼女の社会的行動に影響を及ぼしているのかもしれません。
"Rhythm Nation"ではほとんどの曲のPVが制作されていて、素晴らしいクオリティーを見せています。
兄、Michael Jacksonと兄弟の中で唯一親しいと言われていますが、PVの先駆者である兄の協力も感じられます。
互いに残念な家族の負の部分を共有し、支えあっていたのかもしれません。