アルバム"Flight To Denmark"収録
Duke Jordan - piano
Mads Vinding - bass
Ed Thigpen - drums
"Duke Jordan"は" New York -Brooklyn"生まれの黒人ピアニストです。
Charlie Parker,Miles Davisらと1940sから活躍した繊細でリリカルな演奏をするピアニストです。
1973年からデンマークのレーベルから作品をだし、1978年にデンマークのコペンハーゲンに移住します。この曲はその移住の転機となったセッションでつくられた曲です。
こちらは "Chet Baker Quartet"1979年の演奏。
Chet Baker - Trumpet
Duke Jordan - Piano
Niels Henning-Orsted Pedersen - Bass
Norman Fearrington - Drums
左手がダウンビートで伴奏されることが"Jordan"の特徴といわれますが、彼のかく曲からは抒情的な
ヴァイブレーションが感じられ繊細な人柄が想像されます。
一方でケンカがめっぽう強かったという話も多々あり、興味を抱かせるジャズマンのひとりです。
"Chet Baker"は50sから活躍するトランぺッターで"Charlie Parker"との演奏が残されています。
歌うたいでもあり、彼の歌う"My Funny Valentine-1954"を聴いた"João Gilberto"が、その力を抜いた
けだるい歌い方に着想を得てボサノバの着想を得た、というのはよく知られた話です。
しかし60年代はドラッグにはまり、シーンから遠ざかってしまいます。
1974年にカムバックアルバムを発表しその後はヨーロッパを主体に活動しましたが、
1988年58歳でアムステルダムのホテルの2階から転落し他界。残念ながら検視の結果体内から薬物がみつかってしまいました。
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