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執筆者の写真jazzdrumclub

名曲千夜一夜物語-336~"Move On Alone"-Jethro Tull -1968



アルバム"This Was"収録

Ian Anderson – flute,organ,"claghorn",

piano

Mick Abrahams – vocals,electric guitar,

Glenn Cornick – bass guitar

Clive Bunker – drums, percussions




"Jethro Tull"は英語圏ではとても高く評価されているレジェンドバンドです。

この1968年のデビューアルバム"This Was"では"Blues-rock"バンドと思わせる曲もありますが、同時期の"The Yardbirds"もそうであったように単なるブルース系の曲だけではなく

歌中心というのではなく、バンド器楽曲としての様々なアイデアがデビュー作品からも

感じることができます。


この曲はギターの"Mick"の作品です。ブルースというよりはギターを軸に色々とアイデアを

カタチにしていきたかったのでは、と感じさせる曲です。

残念ながらデビューアルバムでは好評価をえられなかったのですが、次の2枚目のアルバム

"Stand Up"で"Jethro Tull"はマーケットの支持を得ます。

しかしそこに"Mick"はいませんでした。彼はよりギターよりの作品を求めバンドを離れます。"Jethro Tull"はより作曲の幅の広がりを求め、"Progressive rock"の領域に進んでいきます。


こちらはブラスセクションを廃し、

フルートでのバージョンです。


これも良い雰囲気です。





"Jethro Tull"はヨーロッパ特に英国人の生活に根差した苦悩や思いを詩にしているので

その面でも英語圏で強く支持されているようです。

また、ドラマーの"Clive Bunker"がとても良い演奏をしています。もっと評価されてよい

ドラマーです。

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