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執筆者の写真jazzdrumclub

名曲千夜一夜物語-358~"Umbrellas"-Weather Report-1971



アルバム"Weather Report"収録

Joe Zawinul – Electric and acoustic piano

Wayne Shorter – Soprano saxophone

Miroslav Vitouš – Electric and acoustic bass

Alphonse Mouzon – Drums, voice

Airto Moreira – Percussion


8曲収録されているこのアルバムは

"Miles Davis"の"Bitches Brew"の制作に高い貢献を示した"Zawinul"がその経験を更に膨らませて制作したのだと感じられます。

"Electric-Spiritual-Jazz"といえる作品です。中期以降にみられるポップ性はみられません。






1971年のライブ映像です。

Joe Zawinul-kbds,Wayne Shorter-sax

Miroslav Vitous-bass,

Alphonse Mouzon-drums

Dom Um Romao-per,

Eje Thelin-trombone

John Surman-bass clarinet,

Alan Skidmore-flute

"Weather Report"は1971から1986年までの15年間に14枚の作品を発表し、Grammy賞には

6回ノミネートされ"Best Jazz Fusion Performance"で1回受賞をはたしています。

この時期はジャズがエレクトリックな楽器を使用しフュージョンジャズへ発展し聴衆の大きな支持を受けた時期と同じで、彼らの作品のサウンドの変化は、ジャズがポピュラーミュージックのポピュラリティーを内包する音楽となった変遷と同じように変化しています。


デビューから3作目の"Sweetnighter"まではインプロビゼイション主体で構成されているのが、次第に楽曲としての完成度を"Weather Report"は重視していきます。

ですから、アルバムによってのキャラクターにはかなりの幅があります。

そういう意味では同時期のフュージョンバンド"Yellowjackets","Jeff Lorber","Spyro Gyra"とは一線を画します。

私は初期の作品が好きですが、一般には"Black Market","Heavy Weather"が好きだという方が多いと思われます。

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