アルバム"Weather Report"収録
Joe Zawinul – Electric and acoustic piano
Wayne Shorter – Soprano saxophone
Miroslav Vitouš – Electric and acoustic bass
Alphonse Mouzon – Drums, voice
Airto Moreira – Percussion
8曲収録されているこのアルバムは
"Miles Davis"の"Bitches Brew"の制作に高い貢献を示した"Zawinul"がその経験を更に膨らませて制作したのだと感じられます。
"Electric-Spiritual-Jazz"といえる作品です。中期以降にみられるポップ性はみられません。
1971年のライブ映像です。
Joe Zawinul-kbds,Wayne Shorter-sax
Miroslav Vitous-bass,
Alphonse Mouzon-drums
Dom Um Romao-per,
Eje Thelin-trombone
John Surman-bass clarinet,
Alan Skidmore-flute
"Weather Report"は1971から1986年までの15年間に14枚の作品を発表し、Grammy賞には
6回ノミネートされ"Best Jazz Fusion Performance"で1回受賞をはたしています。
この時期はジャズがエレクトリックな楽器を使用しフュージョンジャズへ発展し聴衆の大きな支持を受けた時期と同じで、彼らの作品のサウンドの変化は、ジャズがポピュラーミュージックのポピュラリティーを内包する音楽となった変遷と同じように変化しています。
デビューから3作目の"Sweetnighter"まではインプロビゼイション主体で構成されているのが、次第に楽曲としての完成度を"Weather Report"は重視していきます。
ですから、アルバムによってのキャラクターにはかなりの幅があります。
そういう意味では同時期のフュージョンバンド"Yellowjackets","Jeff Lorber","Spyro Gyra"とは一線を画します。
私は初期の作品が好きですが、一般には"Black Market","Heavy Weather"が好きだという方が多いと思われます。
Comments