"Andrew Lloyd Webber"作曲のミュージカル"Jesus Christ Superstar"の中の1曲
Music - Andrew Lloyd Webber
Lyrics - Tim Rice
1970年"Concept album"収録
作詞・脚本の"Tim Rice"が"Gillan"の"Deep Purple"でのパフォーマンスを観て"Gillan"にキリストの役としての歌唱を依頼しました。"Andrew Lloyd Webber"とえいばブロードウエイ音楽の大家ですが、この作品が彼の出世作です。
もっとも"Gillan"はアルバムでの歌を歌っただけで、"Broadway"での初演は"Jeff Fenholt"に代わっています。アルバム発売時はBillboardで1位となり各欧米諸国で軒並み上位を記録しました。
”Ted Neeley”は1973年制作の映画版でJesus役を務めた役者・歌手です。
かれの2006年の舞台です。
物語はキリストが磔にされる前1週間を描いたものです。
キリスト教ではキリストの最後の言葉として聖書に著されている"父よ、なぜあなたは私を見捨てたのか"の言葉が大きな問題としてずっと横たわっています。疑いをもたない強い信仰をキリストは説き続けてきたのが聖書に克明に記されているわけで、そのキリストが
最後にこう言ってしまうと根本が揺らぐことになってしまうのです。
この"Jesus Christ Superstar"の舞台も反キリスト教的とキリスト教者からの批判は当時からありましたが、この問題について斬新な解釈をした面白い映画があります。
『最後の誘惑』-"The Last Temptation of Christ"
Directed - Martin Scorsese
Screenplay - Paul Schrader
Based on - The Last Temptation of Christ
by Nikos Kazantzakis
Music - Peter Gabriel
キリストが磔になり、問題の言葉を言う直前のシーンです。
宗教全般に興味がある方ならなおさら、そうでなくても是非見ていただきたい傑作です。
これはキリスト教を貶める映画ではありません。むしろ逆なのです。
全編をしっかりみてください。核心はラストの数分にあります。
音楽は元"Genesis"の"Peter Gabriel"が担当しています。そちらも見事です。
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