アルバム"Dianne Reeves"収録
Dianne Elizabeth Reeves – vocals
William Edward Childs – piano
Stanley Clarke – bass
Anthony Tillmon Williams – drums
Airto Moreira – percussion
Freddie Hubbard – flugelhorn
"Stanley Clarke"はセッションプレイヤーとしても多くのスタジオワークを
こなしています。
"Dianne Reeves"は1956年生まれで、"Cassandra Wilson","Diana Krall",
"Dee Dee Bridgewater"らと並ぶ新世代ジャズヴォーカリストのひとりです。
"新世代"と称されるのは、ビッグバンドやピアノトリオをバックに
"Swing"のスタイルで歌うだけではなく、ラテンやフュージョンなどの
サウンドで"Contemporary"なサウンドにしあげているからです。
なかでも"Cassandra"などは、ギター主体でオンリーワンのスタイルを
創り出しています。
"Yesterdays"は作曲家"Jerome Kern"がミュージカル"Roberta"にかいた1933年の曲。
英語圏ではミュージカルの曲としてよく知られた曲で、多くの歌手によって
歌い継がれています。
アルバム"Sonny Meets Hawk!" 収録
Sonny Rollins,Coleman Hawkins - T.Sax
Paul Bley - piano
Bob Cranshaw - bass
Roy McCurdy - drums
二人のテナーサックス奏者による、息遣いが迫ってくるかのような
リアルな作品です。
"Coleman Hawkins"は"Rollins"より26歳年上のスイングジャズ世代のサックス奏者です。
スイングの次にくる"bop-Jazz"への演奏スタイルに最初に挑んだサックス奏者と
言われています。仲間のミュージシャンからも一目置かれた存在で
"Miles Davis"は"Hawkins"の演奏からバラッドをいかに吹くかを学んだ、
とも語っています。
"Sonny Rollins"はニューヨークのハーレム育ちで、高校時代に"Jackie McLean:AltoSax",
"Kenny Drew:Piano","Art Taylor:drums"ら後のジャズ界のレジェンドアーティストとなる
仲間とスクールバンドで楽しんでいました。
彼は作曲の面でも個性的ないい曲をかいており、スタンダードとして弾き継がれているものが少なくありません。
"Leo Reisman And His Orchestra"の演奏です。~1933年
曲が書かれた時代の原曲のイメージが現れたヴァージョンです。
"Leo Reisman And His Orchestra"は即興演奏が主体となるジャズの以前(1921-1937)
ジャズがまだダンス音楽とみられていたスイング時代のオーケストラです。
次回からは"Sonny Rollins"の足跡から名曲に迫ります。
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