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執筆者の写真jazzdrumclub

名曲千夜一夜物語-455~"The Fruit"-Bud Powell-1953


アルバム"The Genius of Bud Powell"収録

Bud Powell - piano








"Bud Powell"らしいフレーズが垣間見える楽しい曲です。

アルバム"Fire in the West"収録

Herb Geller - Alto Saxophone

Ray Brown - Bass

Lawrence Marable

Lou Levy - Piano

Harold Land - Tenor Saxophone

Kinny Durham - Trumpet



"Herb Geller"はコアなジャズファンでなければ馴染みの薄いプレイヤーかもしれません。


彼の母は無声映画の伴奏ピアニストで、米国ハリウッドの映画館で仕事をしていました。

なので母の周りには音楽を生業とする友人が多数いたようです。

楽器店を営む店主からアルトサックスをプレゼントされたのが8歳の時。

高校では"Eric Dolphy:Sax"と共にスクールバンドで演奏を楽しみ、16歳でプロとなります。


50年代はニューヨークで活動しますが、音楽と人生のパートナーであったピアニストの

"Lorraine Geller"(彼女はMiles Davisとも活動していたすぐれた演奏家です)を

喘息の発作で失い、悲嘆にくれ、米国を捨ててヨーロッパに渡ります。

ヨーロッパではドイツを拠点として活動し、米国からの演奏家やヨーロッパの演奏家らと

制作を重ね、ミュージカルの音楽も担当し、ハンブルグの音楽学院で更新の指導に従事しました。

良質な作品に多数関わっている忘れられない音楽家です。

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