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執筆者の写真jazzdrumclub

名曲千夜一夜物語-472~"And When I Die"-Laura Nyro-1967

更新日:2021年1月8日


アルバム"More Than a New Discovery"

収録

Laura Nyro - vocals,guitar, keyboards

Jay Berliner - guitar

Stan Free - piano , Bill Lavorgna - drums

Buddy Lucas - harmonica

Lou Mauro - double bass

James Sedlar - French horn

Herb Bernstein - arranger, flugelhorn

"Laura Nyro"は1967年にこの曲を当時トップアーティストだった"Peter, Paul and Mary"に

5千ドルで売り、プロとして活動をはじめたシンガーソングライターです。


"Geffen Records"の創設者"David Geffen"はこの頃から

"Laura Nyro"のマネージメントをはじめ、"Columbia Records"との契約を

勝ち取ったことで知られています。


"Nyro"はニューヨーク生まれで、アフリカ系、イタリア系、ユダヤ系を祖先にもち、

父はジャズトランぺッターでした。

さらに叔母が画家で詩人として活動した"Theresa Bernstein"であり、

その叔母に大変可愛がられ、幼少からピアノや音楽、芸術に触れる機会が多く、

アーティストとして恵まれた環境だったようです。

高校在学中からストリートで自作の曲を歌う活動をはじめました。

自分ではなく他のアーティストに提供した曲がメジャーになったケースが多い

アーティストです。


"Laura Nyro Live at the Bottom Line "収録

1989年







スタジオヴァージョンとはまた違い、こちらの方が素敵なパフォーマンスです。

"David Geffen"は1971年に"Geffen Records"の前身"Asylum Records"を立ち上げます。

当然自分がマネージメントする"Nyro"を看板アーティストにと考えていたのですが

彼女は"Columbia Records"を離れず、"Geffen"と袂を分かち結婚して一旦音楽界から

身を引きます。"Geffen"は今でも彼女の裏切りが生涯の悔いとして傷になっていると

後に語っています。


その後"Nyro"は離婚をきっかけに音楽業界にもどるも出産で再び活動停止。

育児後に再々復帰した時に制作されたのがこの"Laura Nyro Live at the Bottom Line "です。

人生の経験の積み重ねの影響かわかりませんが、サウンドに深みがでたように

感じられます。素晴らしいアルバムです。


一方"David Geffen"は"Asylum Records"から"Folk rock"系のアーティストを中心に

制作を重ね、音楽業界の中で存在感を増やしていきます。

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