アルバム"Court and Spark" 収録
Joni Mitchell - Vocals,Piano
Joe Sample - Piano
John Guerin - Drums
Max Bennett - Bass
Milt Holland - Chimes
Tom Scott - Oboe
David Crosby,Graham nash,Jose Feliciano - Backing Vocals
Milt Holland - Chimes,Tom Scott - Oboe
"Joni Mitchell"はデビューアルバム"Song to a Seagull"から4作目"Blue"までを
米国を代表する歌手"Frank Sinatra"が立ち上げた"Reprise Records"から
作品を発表していましたが、
5作目"For the Roses"から"Geffen"が立ち上げた"Asylum Records"に移籍します。
"David Geffen" とは感性が合う良い友人でもあったようです。
"Asylum Records"に移籍した後の5作目から、それまで"Folk rock"分野の
"David Crosby","Graham nash"らと制作してきた制作陣に
"Jazz-fusion"分野のアーティスト"Tom Scott","Wilton Felder"が加わり、
この"Court and Spark" では
"Joe Sample","Larry Carlton"ら"The Crusaders"の面々も加わって
現在の"Joni Mitchell"の作品の世界に近づいています。
この曲の"Free Man"とは実は"Geffen"のことで、
"Mitchell","Geffen"と、米国のロックバンド"The Band"の"Robbie Robertson"夫妻と
パリに旅行した時に"Geffen"が口にした音楽業界での多忙への不満を歌詞にした曲です。
<Free Man In Paris>
The way I see it he said
You just can't win it
僕が思うには・・彼は言った
どうにもならん
Everybody's in it for their own gain
You can't please 'em all
誰もが自分が得をするために業界にいるんだ。
彼ら全員の力になることなんか出来やしない。
There's always somebody calling you down
I do my best
And I do good business
いつだって悪口をいう奴はいるもんだ。
ベストを尽くすさ
いい仕事もする
There's a lot of people asking for my time
They're trying to get ahead
They're trying to be a good friend of mine
時間を割いてくれないかと頼んでくる人ばかり
上に行きたいのさ
みんな私とお近づきになりたいと思っている
I was a free man in Paris
I felt unfettered and alive
There was nobody calling me up for favors
パリでは解放されてたよ
自由に生きている実感があった
どうにかしてと電話をしてくる奴らもいなかった
And no one's future to decide
You know I'd go back there tomorrow
But for the work I've taken on
Stoking the star maker machinery
Behind the popular song
そいつの将来をどうにかしなきゃいけない奴もいない
でも明日には戻らなきゃいけないんだ
引き受けってしまった仕事のためにね
スター製造機に火をくべるってこと
芸能界の裏側でね
"Elton John"による演奏
2000年
"Elton John"は1970年代に大成功を果たした英国生まれのシンガーソングライターです。
60年代にはバックバンドやキーボーディストとしても活動し、経済的にも
経済誌フォーブス誌の「世界中で最も稼いでいるミュージシャン」3位に
なった(2013)こともある程の成功者です。
次回は"Elton John"に焦点をあてて、名曲を追います。
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