アルバム""Other Directons"収録
Written by – Nicola Conte
Pietro Ciancaglini - Double Bass
Lorenzo Tucci - Drums
Fabrizio Bosso - Flugelhorn
Pietro Lussu - Piano
Daniele Scannapieco - Tenor Saxophone
イタリアの異才"Nicola Conte"はJazzのこれからを語るに欠かせない逸材です。
この曲は"Latin Jazz"そのものと思われるかもしれませんし、確かにそうです。
しかし彼は1960年代の音楽の素晴らしさを理解し、音楽界にデビューした頃、
DJの手法で"Acid Jazz"の形態で作品を世に発表しました。
"Acid Jazz"のイノベーターと呼ばれることもあります。
しかし彼はDJだけではなく作曲家であり演奏家でもあるのです。
このアルバムではジャズ黎明期の質感を見事につくりだしています。
このようないわば"classic"音楽の質感を今つくりだすのは実はとても
むつかしいことです。
ロックでは"Lenny Kravitz"がそのようなアプローチをしていますが、
Jazzでは稀有な存在です。
アルバム発表時のライブです。
"Acid Jazz"は60s,70sの楽曲から
フレーズをサンプリングしDJが
再構築してヴォーカルをのせる手法が
よく使われました。
求められたのは60s,70sの楽曲の
質感です。
"Nicola Conte"はそれをオリジナル作品で
制作したのです。
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